スパルタの野音


一夜明けてスパルタの野音
イベントも、もちろんワンマンも初めてのトライアルである。
何年か前に「ヒビヤ」って曲を彼らが作って来た時から、「絶対やろう」って決めていたライブである。
それもマストでワンマン。


予算を睨みながら、「さて、どんなスパルタを見せようか」、数か月に渡ってあれこれ考えて、「メロディ泥棒編」と「ビート刑事編」の二部構成にする事にした。
セットチェンジも施し、「昼のスパルタ」「夜のスパルタ」、2つの顔を1日に凝縮し、たっぷりボリュームのあるライブにしたかった。


「晴れたぞ〜〜〜」のコウセイの開催表明通り、朝から雲一つない五月晴れ。
お昼の段階で可能な限りのテントを撤去して、晴れモードの仕様。
予定していた演出プランもすべて「GOサイン」でライブはスタート。
霞が関という、近くには国会議事堂や何とか庁や何とか省、その他固い企業が沢山ある日本の中枢を担う街で、「トーキョウバレリーナ」や「POGO」みたいなロックを爆音で鳴らしている。
それだけで十分価値のある1日であった。
ちょっと風が強くてね、みんな寒くなかったかなあ。
それだけがやや残念だったけど、それ以外はホント、最高だったよ。
去年の渋公がなかったら、絶対成功していなかったなあ。
こうやってきちんと時間を掛けてストーリーが出来ていく感じがあれば、まだまだ行けるって事。
次のストーリーは、更にバカげてて面白い事考えてるんで、期待しててね。
それも今日があってこそのストーリー。


ほんとは怖くてたまらないけど、カッコつけて上を目指すんだ、うん。