カテキンパワー

THE BACK HORNが「KYO-MEI 対バンツアー 〜共に鳴らす夜〜」と題して、各地日替わりでゲストバンドを招いて行っている対バンツアーにスパルタローカルズが呼んでもらい静岡サナッシュ。
古くは4年程前に始めてシェルターで対バン、その後フェスなどで顔を合わせる事は何度かあったが、初めての2マンは一昨年の駒沢大学での学園祭だった。
後日談ではあるが、この日の両バンドのライブは互いに機材トラブル等もあり、双方納得の行くライブが出来なかった事を非常に悔やんでおり「いつかもう一度やりたい」と内に秘めた闘志を煮えたぎらせていたらしい。
そんな事は知らずに去年の夏「VINTAGE 2006」で再び行われた2マンライブは、両バンドの持ち味を存分に発揮した素晴らしいライブであった。
翌日の名古屋「Re:mix」でも一緒だった両者ではあるが、お互い重度の人見知りであるが故、両者の距離感もそうとうなスローペースでの縮み方であった。


本日のサナッシュはのっけから酸欠寸前のヒートアップ具合で、スパルタもBACK HORNも共に熱いライブであった。
一昨年の学際の「借り」はキッチリ返してお釣りがくるくらいの素晴らしすぎる内容で、終演後のバックステージもお互い写真を取り合ったりアドレスを交換しあったり、一気に距離が縮まったのであった。


それにしてもBACK HORN、久し振りに見たが更に進化していたなあ。
音楽的にも新しい要素を取り入れ、一見伝統的な古風なロックをやっているように見えても、きちんと今の時代にも通用するロックを鳴らしている。
唯一無二な存在感は、スパルタとリンクする部分が非常に多い事を再確認。


いい夜だった。