ときめきトゥナイト

今日26日は、うちのアーティスト達の新譜がドドーっと沢山出る日なのである。
まずは音速ラインのニューアルバム「100景」、BONNIE PINKのコンプリート・ベスト、BAZRAのアルバム「オレンジ」、UNDER THE COUNTERのメジャー第一弾アルバム、更にはつばきのシングルなどなど、こう書いただけでもかなりの重なりっぷりである。
消費には昔から「2/8(ニッパチ)」はものが売れない、という定説があって、要はボーナス時期に当て込んだ7月と1月はバーゲンやら何やらで沢山お金を使う時期で、その翌月はモノが売れないって理由。
CDなんかも同じで、つまりはそこを外して7月にドバッと集中してしまうという図式。
そう言われると一昔前は2月と8月って僕らの業界も少し暇だった記憶もあるけど、「夏フェス」の登場でその図式は見事に変わってしまった気がするのである。
方や「3日で10万人」集まるフェスがあちこちで開かれながら、全国各地のコンサートホール、ライブハウスでも当たり前の様にライブは行われてる訳で、一体日本にはどれだけのバンドとどれだけのオーディエンスがいるのか物凄い気になる訳です。
これはあくまで僕の持論なので、ツッコミは無しでお願いします(笑)。
日本には「ライブ」のマーケットは7万〜10万いて、いわゆる「ヘビーユーザー層」が約1/3の2〜3万人、その中でパイを奪い合ってるのが現状だと思うのですよ。
俗に言う「20万人コンサート」とか「3日で15万人」などは、明らかに普段コンサートには行かない「一般層」の方が入って来ての数字な気がするんです。
その「一般層」の数字の中には「初めて行ったコンサート」がそれであったり、そういった場に出向くのは「1〜2年に1回」って人が多聞に含まれてる気がするのです。
そう言った勝手なデータに基づいて考えると、コアユーザーが一気に参加する大きなライブと同じ時期にライブを切るのは「リスクが大きい」って考え方におのずとなるわけですな。
まあどんなに気を付けてても、アンテナ張り巡らせてても、ユーザーが思いっきり被ってるであろうバンド同士が同じ日にライブ開催って事は良くある事で、なかなかそれを避けてスケジュールを切るのは、現状は受け皿の問題やスケジュール、リリースの時期であったりツアーの流れ上だったり、色んな事情で難しかったりします。
そんな雰囲気が出来上がって2〜3年経ちましたが、最近はそんな事関係無しで自信持ってスケジュールを切る事を心がけてます。
同じ日に同じエリアで誰がやってようが、2月だろうが8月だろうが。
そのタイミングにどうしてもライブが必要だ、って思えたら、迷わずスケジュールを切るようにしています。
1年を通してのスパンで物事を考えた時、そういった理由で時期をずらしたおかげで、色んな事が少しずつずれ込んで行ってしまうよりはズバッと潔く予定通り進んでいく。
そういう強い意志が必要なのではないか。
うん、そんな気がしてる訳ですね。


うまく言えなかったですが、そういった色んな細かい事。
あんまりウジウジ悩まず勢いよく行こうと思ってます。


と、今日はいつになく真面目な事書いてしまったんで、何だか気持ちが悪いであります。