のび太のこと
ここでも何度か登場してるけど、我が家にはのび太という犬がいる。
ジャック・ラッセル・テリアっていう犬種で我が家にやってきて早半年、すかっり家族同然というか生活がのび太中心に回ってる感じ。
もともとルーツは猟犬なので、最近じゃ筋肉もしかっりついててたまに狼に見える時があるくらいガタイもしっかりしてきた。
生後９ヶ月なんで、人間で換算すると１２〜３歳らしい。
だからかわからないけど、どうやら反抗期らしくあんまり言う事を聞かない時がある。
週末で休みだと１日中一緒にいるもんだから、月曜の朝はそわそわ。
ズボンを履こうとすると、出かけてしまうのがわかるから裾を引っ張って履かせないようにする。
歯を磨きだすと、玄関にドシっと座って通せんぼする。
帰ってくると空き巣に入られたんじゃないか、ってくらい部屋の中がグチャグチャになってる。
そうやって「なんで独りにするんだよ」って意思表示なのね、犬なりの。
散歩は１日２回朝と夜。何だか風邪薬の宣伝みたい。
夜は世田谷公園がお決まりのコース。
夜中はあんまり人がいないので、リードを外して「勝手にドッグラン」状態。
友達の犬もたくさん出来て、取りあえずは何だか楽しそうにしてる。
しつけはちゃんとやったつもりなんだけど、どうも最近極度の甘えん坊ぶりを発揮する時がしばしば。
メシの時は膝の上に乗って離れないし、寝る時は腹の上で必ず寝る。
最近どうも寝苦しいのは、どうやらそのせいみたい。
基本的にはかわいくてしょうがないんだけど、僕も人間なんでたまには「そっとしといて」何て思う時もある。
突き放すと離れたところからジッとこっちを見てる。
やっぱかわいいからついつい呼んでしまう、全く勝手なもんだ。
犬にしたらたまったもんじゃないよなぁ。
ちと反省。
そんな毎日。
楽しいし癒されてる、確実に。
そんなのび太も犬なので、がんばっても寿命はあと１５年くらい。
何事も無ければ僕よりも先に死んでしまうのは間違いない。
たまにそんな事を想像すると、どうしようもないくらい悲しくて涙が出そうになる。
まだまだ先だけど、少しずつそこへと近づいている。
「いやだいやだ」と思っても、一歩ずつ「その日」は近づいてるんだ。
でもね、それはやっぱり仕様がないの。現実なんだ。
受け止めないと。
大丈夫、もう充分過ぎる程たくさんのものをもらったから。
すくすく育て。
