神南BOYZ

宝島社の「Smart」という雑誌があって割りと音楽も積極的に紹介していて、その雑誌が主催してる「fuzzmaniax」というイベントをちょっと前からお手伝いしててSHIBUYA-AX
うちからは音速ラインとつばきとpillowsが参加。


AXでイベントをやるってのは実は非常に難しい。
僕も過去何度かイベントをやらしてもらったけど、あの1650というキャパシティを埋めるのはホントに難しいんです。
普段ワンマンで軽く売り切れちゃうバンドを4つ集めたら「こりゃあ単純計算で5000人は軽いなぁ」と思ったら大間違い。
組み合わせによっては1000人も集まらないときだってあるんだ。
キャスティングの際、あらゆるユーザーの事を考えて「このバンドとこのバンドは音楽性も近いものがあるから、組み合わさってると『2つ好きなバンドが出てるから行こう!』と思ってもらえるかなぁ」とか「このバンドとこのバンドの競演は予想外の結果を生むマッチングになるはず」とか。


これがなかなかセオリー通りには行かないもんで、毎回悩みの種だったりします。


「快心のマッチング」に遭遇する事は、実はかなり少なかったりするんです、これが。



終演後の音速ラインのクアトロワンマンのチケットが結構売れた。
懲りずに得意の手売り攻撃。


一人で9枚買って行ってくれる人。
1枚だけ買って行く人。
整理番号をやたらと気にしてる人。
悪気は無いんだけどお金を出そうとしてるお客さんの財布の中がチラリと見えてしまい、チケット代払うと残ったお札は千円札1枚になってる人。


そっか、帰りの電車賃とコンビニで夕食買えるギリギリだけ残して、きっと決死の覚悟で買ってくれたのかなぁ、などと要らぬ妄想。


みなさん、ありがとう。


やっぱり顔を見ながら販売する事って凄い大事だなぁ、と改めて思う。


何だかんだ言って僕らの仕事は客商売。もっと突き詰めるとサービス業でも有り接客業なんだなぁ。