峰という男


新木場STUDIO COASTで「MINE★ROCK FESTIVAL」。
このイベントは「峰」という、ちょっと小太りでナイスガイなローディが企画したイベント。
峰が普段、ローディ業務として携わっているバンドが一同に会し行われました。
だいぶ前から企画を温めていて、今日の全バンドの揃うスケジュールを1年半以上前から調整していたんだけど、ようやく揃ったのが今日、という訳です。
本当だったらスパルタも出るはずだったんだけどね。


という訳で全7バンド、たっぷり7時間に渡る長丁場でしたが、スムーズに進行しました。
峰の一声で集まったローディチームは計10名。
ここだけ見ると日本一の規模です。
PAチームも7名と、この規模では破格の人数。
うちの会社も7名出陣と、まぁ色んな人達のフォローのもと、素敵なイベントになりました。


イベントをやる理由は様々あっていいと思います。
色んな人の色んな思惑が交差して、東京では様々なイベントが日々行われていますが、たまにこういうのも良いんじゃないかな。
以前もミッシェルやエルレPAのSさんの主催するイベントをうちでお手伝いした事がありましたが、今回も当然の事ながら首謀者はお客さんと一緒にイベントを楽しむ余裕は一切ありません。
全バンドの業務を遂行する訳ですから、むしろ普段よりも過酷な1日になります。
コンサートスタッフという究極の裏方がクローズアップされる、みたいな事は、欧米に比べると少し少ない様な気がしてて、そういった事が我々の業界の次世代を担うであろう若者達に、夢を与えづらい状況になってるという事は、少なからず不安要素として危機感を持っています。
なかなか大金持ちにはなりにくい職種で、しかも肉体的・精神的には決して楽な仕事じゃないけど、何ものにも代え難い感動や喜びを感じる事が出来るチャンスが無限にある職種だと思います。
そういった事を伝える手段が少ない現状を、こういうイベントなどで少しでも伝える事が出来たとしたら、違う意味でも成功だったと言えるのではないでしょうか。