タワーレコード


あらゆる意味で「日本一のCDショップ」タワーレコード
日本に上陸して30周年という記念すべき節目に行われてきた一連のイベントのフィナーレを飾る日のお手伝いでZepp Tokyo
10月のSTUDIO COASTに続き、3,000人規模の大きなイベントです。
去年の夏くらいからイベントにまつわる業務が断続的に続いていたので、随分長いことこのイベントに携わって来た様に感じたけど、終わってみれば「アッと」いう間の出来事だった。
イベントに関わらず大きな催しには、準備段階も含めると1年近い期間を要する事が多い。
まぁ、そのうち密度が濃くなっていくのは大体3ヶ月くらい前からなのだが、開催前は期待よりも不安やプレッシャーの方が圧倒的に大きく、ストレスで妙にカリカリしたり、夜中に突然目が覚める事が多くなったり、酒の量が増えたりと、反動が日常生活にも如実に現れたりするようになってくる。
終わってしまえば「ホッ」とするんだけど、不安を抱えながら過ごした日々も何だか懐かしく思えるくらい寂しい気持ちにもなったりします。


本日のZeppスカパラにCaravan、GRAPEVINEThe Birthdayと、まさに日本のロックシーンの土台を長きに渡って支えて来た、そして今も第一線を突っ走ってるアーティストばかりが出演。
ちょっと前にどこかのフェスに参加すれば観る事が出来たアーティストが多いけど1日にグッと凝縮してお届けするって事は、意味合いもだいぶ違う気がする。
そういった意味でも今日のチケットが完売したという事実は、僕みたいな業種の人間にとっては非常に意味のある事だと思うのです。
出演順や演出、その他のオペレーションの細かい部分等、担当のヒゲさんと色々悩んで決めた事の全てがばっちりハマったのも、嬉しい事のひとつでした。


最近は放送局やメディアのイベントが本当に多くなってきて、何だか本来の姿を見失いかけて来てるような気がしてたけど、「CD不況」などと言われる中、積極的にイベントや企画盤等に取り組むタワーさんの姿勢は、僕たち音楽業界にいる人間は見習うべきだと思うし、非常に意義のある事だと個人的には思うわけです。