END ROLL


Syrup16gのツアーは1週間前にスタートし、大阪、名古屋と、本当にいいライブを展開出来た。
名古屋から戻って翌日にはスピッツの松戸、その翌日にはDEVILOCKでZepp、次の日はスピッツで宇都宮、さらに土曜はスペシャのイベントでAXと、毎日刺激的なライブが続いていて、ブログに書きたい事は山ほどあったんだけど、何だか全く書く気が起きなかった。


そんな気持ちで迎えた12月9日。
キャリア最大キャパとなる3,600人収容のNHKホールでのライブ。
毎度思う事だけど、入場してくるお客さんの雰囲気が、ホールだからかも知れないけどいつも以上に「厳か」に思えて、何だかその場に居続ける事が出来なくて早々にバックステージに引き上げてしまった。
8分押しで始まったライブはいつも以上に唄も演奏も丁寧に感じられて、丁寧ってのはちょっと語弊があるかも知れないけど、大樹のドラムは鬼気迫るものあったし、キタダさんのブルーヴはいつにも増して素晴らしかったし、かなり早い段階で「良いライブ」になる気がした。


最後の「翌日」の前に五十嵐君の口から発表があって、何より「100万回ありがとうを言っても足りないくらいです」って言葉が全ての様な気がした。


本当はこのNHKでおわりにする予定だったんだけど、年明けにみんなが望んでた新譜がリリースされるのに、圧倒的にチケットを取れなかった人が多かったライブで終わってしまう事が、僕としては何とも申し訳ない気持ちがずっとあって、最後にみんなが望んでるもう一つのアイテム「ライブ」で、出来るだけ観たいと思って努力してくれる人の手にチケットが行き渡るキャパでライブをしてあげて、そこで終了する事が最大の恩返しになる気がして、武道館のライブは僕が提案した。
実際にやろうと決めたのも、本当につい最近の事で、そもそもそんなタイミングで武道館が空いている訳もなく、ダメ元で小屋が取れたらってつもりで当たってみたら、3/1が取れてしまった。
しかも土曜日。
最後は五十嵐君の夢だった武道館のステージで幕を閉じる。
出来るだけ沢山の人が収容出来る会場での週末開催、開演時間に関しても、北海道の人も九州の人も日帰り出来る時間に設定しようと思ってます。