スピッツの「さざなみCD」


ちょうど一週間後の10月10日にスピッツ12枚目のオリジナルアルバム「さざなみCD」がリリースされます。
昨年ベスト盤が2枚出たので、そんなに期間が空いた感じがしなかったのだが、オリジナルとしては2年8カ月振りのリリースです。
本屋さんの音楽誌コーナーではスピッツが表紙を飾る雑誌も沢山置かれているので、既にインタビュー等を読んだ方も沢山いらっしゃると思うが、結成20年のアニバーサリーイヤーにリリースされる作品とあって、作品の内容の他にも結成時や昔の話などが語られているインタビューも多いので、各誌なかなか面白い内容の記事になっているので色々見てみてもらいたい。


一足先に音源を聴かせてもらったのだが、まぁよくぞこれまで良い曲だらけのアルバムだなぁ、ってのが率直な感想。
「魔法のコトバ」「ルキンフォー」「群青」と言ったシングル曲を始め、先日のファンクラブツアーでも披露されていた「点と点」「P」「ネズミの進化」なども収録され、ファンにとっては耳馴染みのある曲を含め全13曲、当然ながら捨て曲一切なし、全てが王道のスピッツ節炸裂の名盤なのである。
聴きこんでいくと、マサムネの言葉の言い回しや登場するキーワードに新しいモードを発見出来たり、全体的にアレンジやミックスの感じもスピッツらしさを残しながらも非常に素晴らしい仕上がりを見せており、正に「珠玉」という形容詞がピッタリのアルバムです。
個人的には「点と点」のアレンジとミックスが、かなりツボである。
外に持ち出して聴くとですねぇ、これまたイイんです。
今日も帰りの新幹線で聴いてたんだけど、電車降りたくなくなるのよ。


そんな名盤「さざなみCD」の曲達を生で堪能出来るコンサートツアーも、いよいよ12月2日から始まります。
タイトルは「さざなみOTR」。
「OTR」とは一体どういう意味か。
その辺は想像して楽しんで下さい。
ちなみに「さざなみ」繋がりで、「さざなみCD」に未収録楽曲を加えた2枚組アナログ盤もリリースされます。
こちらは「さざなみLP」というタイトル。
でツアーの方は、現在発表されている来年3月までのスケジュールに加え、現在絶賛調整中のスケジュールもまだまだ多数あり、最終的にはトータル70本の大規模なツアーになります。
必要な時間や経費の事を考えたらこれ以上ない、ってくらい無駄な過程なのだが、自分たちの音楽を、テレビやその他のメディアを使ってリスナーに届けるのではなく、無駄を承知で敢えて生で届けに行く事に徹底的にこだわった活動スタイルは、昔からこれっぽっちも変わっていません。
今回も1年掛けて行われる長いロードが、もうじき始まります。
ツアーのスタートは今年もうちのエリアからです。
毎回の事なのだが、やっぱり緊張します。
ドキがムネムネです。
そして今回は「VINTAGE TICKET」で、うちのエリアの公演の取扱が行われます。
もちろん、人気公演なので当選に割り当てられる数字は限られていますが、沢山のエントリーをお待ちしています。