渋公BIG BAN

体調は何とか7割方復活。
7時に起床、本日はキャプテンストライダムにとって初のホール単独公演「渋谷公会堂ワンマンライブ BIG BAN」が開催です。
1年前から準備が始まり、「まだかなあ」などと思っているうちにアッと言う間に当日を迎えていた。
メンバーも気合はそうとうなもんで、ここ1週間は連日鬼の様な集中リハーサルの毎日で、僕もなるべく時間を作って付き合った。


9時に仕込みがスタートしたが、とにかく朝から物凄い冷え込みで作業するスタッフ達もかなり大変そうである。
リハーサルまでの流れも概ね順調で早めに会場入りしたメンバーは、そそくさと「渋公探検」に出掛けていきました。


さて、本番。
昨年のリキッド・マンスリーを経て一皮むけたバンドが、今持っているものを2時間のSHOWで全て出し切る、というメインテーマ通り、現在のキャプテンストライダムがギュッと詰まった濃厚なライブであった。
とにかく演奏も終始安定しているのもさることながら特に印象的だったのが、本編終盤の「LONE STAR」から「長い坂の登る途中」のMCであった。
ステージの真ん中で、かなりの長い時間うずくまったまま動かなかった永友に、客席からも不穏な空気が流れ始めた瞬間、言葉をかみしめるように語ったMCがこの日のすべてを象徴していた気がする。
時間はちょっとかかったけど、本当にいいバンドに成長した。
下世話な話ではあるが、あとは「ヒット曲」を生むことが出来れば、世の中で言うところの「ブレイク」ポイントまでは必ず行ける気がする。
って言うかね、ちょっと上の方に薄っすら見えてるのよ。
まだちょっと高くて手は届かないけど、確実に射程距離には入ってるんだ。


打ち上げの席でも「本当に良い曲を作りたいです」とみんなの前で宣言していたし、スタッフだけじゃなく当の本人にもちゃんと「欲」があるから、きっとこのバンドは大丈夫だって確信出来た夜だった。