そういうのが仕事というならそんな仕事はしたくない

ヤフー見てたらCoCo壱番(それはカレー屋)ってくらいショッキングなニュースが。
なんでも渋谷公会堂ネーミングライツによって名称が変更すると言うではないか。
あまりのショックにしばらく呆然。
するってえと何かい?
ここで解散ライブやるバンドは「ラストライブ at C.C.LEMONホール」って事なのかい?
ライブDVD出そうと思ったら「LIVE at C.C.LEMONホール」って訳ね。
オー・ノーーーッ!!
そんなの断固として認めんぞお。
じゃあ何かい? これが20年前の話だとしたらボウイが解散発表したのはC.C.LEMONでって事かい?
そんなの有り得ねえよお。
冗談じゃない、こちとら子供の頃から渋公は渋公なんだよ。
始めて見にいったコンサートは早見優の渋公だったんだよ(かれこれ26年前)。
11年前スピッツで始めて渋公やった事、満員にはなんなかったけど一生忘れられない、そんでもって今でも心の糧になってる思い入れ深い仕事だったんだよお。
でもってその4ヵ月後にもう一回チャレンジしてやっと売り切って、物凄い達成感とともに当時いた会社を辞める決心をしたのもそんな事があったからなんだよお。
そんな渋公が1年半振りに再会するって言うんでオイラは会社の資料とかもって公会堂の人に逢いにいったんだよ、「うちにも貸して下さい」って。
そんでもって某アーティストで日程を出してもらった時はホント飛び上がるくらいうれしかったんだよお。
これからバンバン使おうと思っていっぱいブッキングもしてたのに、何なんだこのニュースは!!
オレ、そんなの認めないから。
あくまで渋公は渋公なのよ、誰がなんと言おうと。
こうなったらうちが出す出稿物には意地でも「渋谷公会堂」って表記を続けるぞい。


ふーっ、ちょっと暑くなりすぎたんで一息。
それにしてもここ1年くらい「ネーミングライツ」というビジネスはだいぶ浸透してきたみたいですな。
ぼくらには少し遠いところ、まあ野球場とか競技場がネーミングライツによってのきなみ名称を変更したりしてきたけど、今回みたいに2,000人規模のそれ程大きくない会場にもそういった時代の波が押し寄せてきたって事は、今後も同様のケースが起こりうる可能性は極めて高いって事。
他の人はどうかわかんないけど、僕はライブの会場を押さえる時、インフラやキャパなんかは二の次であくまで「イメージ」を大事にしたいと思ってる。
今の10代の子達にとって渋谷公会堂って「え〜、椅子あんの〜? まじ楽しめなくなくない?」って感じなんだろうけど、僕ら世代には渋公って物凄いステータス感があるんです。
ロックバンドが公共の施設でライブをやる。
このアンバランス感覚が想像以上のマジックを生む。
そんな化学変化への期待なんかもあったり。
遠くて高い2階席の一番後ろまで魂を届けられるか、バンドの力量を試すには絶好の会場だと思うんです。
しかしながらもはや「イメージ」云々なんて言ってられない状況になってきたなあ。
閉館して新しいホールが出来ました、っていう認識で向き合うしかないかも知れないのね。


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本日は某スタジオでBONNIEとスパルタのリハーサル。
たまたまタイミングが一緒だったので同じスタジオにてブッキング。
若ちゃん、グッジョブ。
エレベーターで1階と3階を行ったり来たり。
「うひょ〜、楽チ〜ン」と思ってたけど案外疲れたなあ。
HTHT(ヘトヘト)で帰宅。
飯も食わずにバタンキュ〜。