ゲネプロ


明後日から始まるsurfaceゲネプロ
ゲネプロ」って、正確に言うとgeneralprobeの略。
「総稽古」って意味。
いわゆる本番さながらなリハーサル、って事ね。
規模が大きいホールやアリーナのツアーになると、実際に会館をそのまんま借り切って実際のセットや照明、音響も本番さながらに組み上げて行うのが常識なんだけど、ライブハウスツアーのそれは、リハーサルスタジオで本番を想定して行われるのが割りと日常的な事。
このゲネプロで、ツアーの大まかな流れが見てくるんで、そいつを観ながらちょいとした流れや照明や音響、その他の方向性を詰めて行くわけですね。
ライブハウスでのライブだと、基本的にはステージに乗っかってるのがバンドと楽器だけだったりするんで、基本的には「メンバーがいかに良い演奏、良いライブをするか」って事で良し悪しがハッキリ分かれるもんなんだけど、そう言う部分以外でも、例えば曲順一つでライブの流れや結果が変わったりするんで、リハーサルに立ち会いながらそう言った部分の軌道修正なんかもしたり、ってのも僕らの仕事の重要な役割だったりします。
こいつはなかなか難しくてね。
要はちゃんとした答えなんかない世界なんで、制作側の僕らの感性と、メンバー、もしくは観てくれるユーザーとの感性が、ピタッと一致するかどうか。
その辺りが難しいとこなですなぁ。
僕が良いと思っても、Aさんは「ちょっとイマイチ」って事なんてザラだし、僕が「これはちょっと、。」って事でもBさんにはとてもカッコイイものに見えたりとか。
そんな答えの無い世界を毎回彷徨ってる訳です。
だからロードは続くんだよ、って事だと思うんだけどね。


そんな訳で明後日仙台からツアースタートです。