今年の事

今年も残り1週間を切って、いよいよ年の瀬ムードもピークに達しつつある感じ。
「何とか年内に打ち合わせを」なんて感じでここ数日は割りとバタバタしそうな予感。
年内最後の4日間は、高松、朝一で戻って幕張、クアトロ、幕張→クアトロ→Que、とかなりドタバタしそうなんで、少し早めに今年を振り返ってみたり。


う〜ん、今年は割りと良い1年を過ごせた気がするなぁ。
そう思えるのって、比較的大きなトラブルも無かったし、新しいバンドや仲間との出会いもたくさんあったし、なによりうちでお手伝いしてるバンドで解散や活動停止がほとんど無かった、ってのも大きな要因。
去年の後半あたりから今年に掛けて、いわゆる「ブレイク」したバンドもあった。
この「ブレイク」って言葉、あんまり好きじゃないんだけどね。
その基準はどこにあるのかが曖昧だし。
だからここで言う「ブレイク」は僕基準。
僕が「行った!」と思ったら、それがブレイク、ね。


それからライブハウスも沢山オープンした。
そんな中、神戸のチキンジョージに続いて関西の老舗ライブハウスが春に無くなってしまう、との情報が。
これはねぇ、うちとしても使用頻度が割りと高い会場だっただけにですね、大変ショックを受けております。
雰囲気のある良い会場だったんだけどね。


そんな事もあり、これは来年、というより再来年あたりを視野に入れての事なんだけど、ライブハウスシーン(一まとめにするのは良くないんだけど、あえて)もここに来てちょっと頭打ちな感じは個人的には凄くしてる。
もちろんアーティストの意向も有るし、「ライブハウスでの活動」ってものを否定してる訳ではなくってね、「もう少し広がって行きたい」とか「色んなチャレンジを」っていうスタンスがあって僕の提案に賛同して貰えたら、少しづつホールでのライブへのチャレンジも積極的に取り入れて行きたいと思ってる。
もちろん「ライブハウスはやらなくなる」って意味じゃないですよ。
椅子があるホールでも2階席の一番後ろまでグルーヴやバイヴを届けられる力量を、少なくても僕が携わってるバンドには身に付けてもらいたい。決して全てのバンドにに当てはまるんじゃいってのはもちろん、ね。


年の瀬のこの時点では、ぼんやりとそんな様な事を想ってるだけなんだけど、こればっかりはその場になってみないと分からない。
ただ、ホントに何となくなんだけどここ最近の音楽の流通の仕方や世の中の流れを見てると、エンターテイメントの世界にも少なからずの変化は2006年中にはやってくる様な気がしてます。
良い変化だと良いんだけどね。
良くない変化だと、気が付いた時には色んな事が手遅れになってしまってそうで、それが怖い。
だからつぶさな変化も見落とさない様にね、アンテナは常にビンビン(←死語)で。
会場でのユーザーの反応だけでなく、着てるものとか持ち物とか。
そう言った細かい部分の変化をなるべく逃がさない様に、ね。
みなさん、うちのライブ会場では見られてますよ、ジロジロと(笑)。
僕くらいの年齢になると世の中の流行が口コミで伝わって来る事ってほとんど無いのよ。
10代の知り合いもいないし、コミュニティはほぼ同世代だし。
だからライブ会場でのユーザーの反応やなんかは世の中の事をメディアを通してではなく、リアルに感じられる数少ないシチュエーションだったりするんでね。
これからもガン見しますよ。


まぁそんな事は置いといてね、そのよろしくない変化が起こったとき、どう助けてあげれてどう軌道修正してあげられるか。
ライブ・スタッフとしての本質がより問われる様になってくんじゃないか、と。
そこは更にがんばって行きたいっすね、来年は。
これはビジネス上の個人的来年の目標。
うん、がんばります。来年も。