11月20日(日)


最近、心ない人の行動や発言を目に、そして耳にする事が多い。
景気のせいなのか、先行きが不安定な世の中のせいなのか分からないが、自分本位の考え方を押し通す人や、そういう場面に遭遇する率が、少しあがってるきがする。
うん、それは僕の周りだけに限った事かも知れない。
それも極一部の話。
モノづくりやクリエーターの人は、そういうやり方で良いものを作る分に関しては問題ないと思うんだけど、組織やチームで一つの事に向かっていく輪の中にいる限り、周りをおろそかにしちゃいけないと思うんだなぁ。
特に僕のやってる事は、一つのプロジェクトに色んなセクションのプロフェッショナルが集まって一つのチームを形成し、都度都度の目標に向かってみんなで同じところを目指して物事を創り上げて行く作業の繰り返しなので、誰か一人が違う所を向いた時点で全てが壊れてしまう危うさが、常に紙一重の状態でくっついて回っている様なものだ。
チームの歯車のひとつひとつは、ぶっちゃけちゃえば僕も含めていつでもいくらでも変えが効く。
ダメだと思った歯車をとっかえるやり方もあるが、そのダメな歯車を修復するやり方だってある。
どっちが正しいかは正直、自分でも分からないが、直す余地がある歯車はなるべく修復した方が良いと思うし、修復する価値がある歯車なら絶対にそうすべきだと思う。
まだ若くて未完成の歯車だった僕も、そうやって何度も修理に出され、ようやく丈夫な歯車になれた。
それもこれも修復の度に色んな助言やアドバイスをしてくれた諸先輩がいてこそで、それこそがチームの持つ、そして個ではなかなか成し得ない総合力なんじゃないかって気がする。
誰だって未完成な歯車からスタートしてるのに、成長すると未完成だった頃の事を忘れてしまうもんなんだよな。
そういった場面に遭遇すると、ハッと思って自分の気持ちを改めなきゃ、何か忘れてないか俺、って思い起こさせてくれるんです。