スピッツのアリーナ


17日、18日と2日間に渡って行われた、Spitz JAMBOREE TOUR 2009 "さざなみOTR カスタム" さいたまスーパーアリーナ公演は、お陰様で無事終了しました。
再三言って来ましたが、バンドにとって初となるアリーナ規模のコンサート。
何だか口酸っぱく「初のアリーナ」と言って来た事が恥ずかしく思えるくらい、圧倒的にいつものスピッツだった。
時間が来たらゆっくり客電が消え、SEも何も無い中メンバーが登場、ってここ数年のホールコンサートと全く一緒。
MCのゆるさもしかり、バックステージでの雰囲気も、驚くくらいいつものコンサートと一緒。
会場の大きさ故、スタッフ数とトラックの数が増えた以外は、全くいつものツアーと変わらなかった。
恐るべしスピッツ


ライブって、例え同じセットリストでやったとしても絶対同じものにはならない。
ライブはステージ上だけで成立するのではなく、お客さんと一緒に作り上げるものなので、毎回色々なマジックが起こる。
そういう要素も含めてライブは「生物」と言える訳で、だから面白いんだと思う。
今までは同じものを共有出来るのが、多くても3,000人程だったが、今回の様に20,000人近くの人達と同じものを共有出来るって事は非常に有意義な事だと思う。
もう一つのテーマでもあった「チケットが取りにくい状況」も、努力してくれた人の元にはほぼ行き渡らせる事が出来ていた気がする。


大変な2日間だけど、やれて良かった。
次はどうなるかわからない。
メンバーもMCで言ってたけど、今回の経験はバンドやスタッフにとって、また一つ大きな「武器」を手に入れた。
正にそんな気分だ。